石井規雄の支援事例
受け継いだ技術を、新しい市場へ。
受託生産を中心とする事業から、自社の技術を活かした商品と販路へ。顧客に届ける価値を言葉にし、企業自身が発信と協業に取り組みました。
支援の概要
- テーマ
- 事業再構築・販路開拓
- 担当
- 石井規雄
- 一緒に整えたもの
- 商品コンセプトの整理、技術の特徴と顧客価値、新たな販路と発信の方向性
この事例のポイント
- 受け継いだ技術を、買い手の使い方から捉え直す
- 自社商品の販売と、異業種との協業を並行して進める
- 企業自身の発信と開拓が、新たな取引につながる
相談の背景
これまでの取引だけに、未来を託せなくなった。
長くものづくりを続けてきた企業が、既存の取引先から受託する仕事の減少に直面していました。積み重ねた技術と品質へのこだわりはある。それでも、取引先の動きによって仕事量が左右され、自社で価値を伝える機会は限られていました。
経営者が目指したのは、培ってきたものづくりを続けながら、より顧客に近いところへ商品を届けることです。石井規雄は、現在の取引や商品の作り方、経営者の構想を聞き、既存の受注に加えて、自社の商品と協業先を育てる方向を一緒に整理しました。
石井の支援と取り組み
変化につながった、具体的な関わり。
技術の棚卸しを、買い手の視点につなぐ
石井は、企画から製造まで対応できること、営業と制作の経験を組み合わせて提案できることを、企業の強みとして整理しました。何が作れるかに加え、買い手がどこで使い、何に困っているかを考えるため、商品コンセプトの検討シートを使いました。
経営者は、想定する顧客、利用する場面、品質への期待、安心して取引するために必要なことを具体的に挙げました。石井は、商品に込めた想いと、購入する側が求める価値を照らし合わせ、自社の特徴を顧客へ説明するための言葉を整えました。
いつもの用途を越えて、商品の可能性を考える
検討は、従来の商品をどこで販売するかから、技術を別の用途に活かせないかへ広がりました。石井は素材や加工の特徴を踏まえ、異業種のメーカーとの共同開発と、自社商品の販売を並行して進める方向を提案しました。
企業は、受け継いだ技術を新たな素材や使い方へ展開する開発に取り組みました。支援が再び始まった段階では素材が完成し、課題は開発から、使ってもらえる相手の開拓へ移っていました。石井は事業の進み具合を確かめ、次に取り組む支援のテーマを定めました。
違いが伝わる発信を、協業の入口にする
新しい素材を協業候補に提案するには、その良さが相手の仕事にどう役立つかを伝える必要があります。石井は、従来の素材との違いを一緒に洗い出し、耐久性や扱いやすさなどの特徴を、写真や動画で伝える方法を助言しました。
企業は、自社からの情報発信と販路の開拓を進めました。石井は、発信先や紹介する内容、展示の機会を整理し、専門的な発信支援につなぐことも提案しました。その後の支援では、企業が実際に発信した取り組みを振り返り、認知を広げる活動を続ける方向を確認しました。
生まれた取引から、次の商品づくりを考える
取り組みのなかで、問屋を経由しない案件が生まれ、協業の商品にも販売実績が出始めました。企業は既存の取引を続けながら、新たな相手への提案、自社商品の展開、共同開発を進めました。
石井は、その動きを踏まえ、商品を届けたい顧客を具体的に思い描き、用途、デザイン、価格を考えるよう助言しました。企業が開いてきた接点と技術の特徴を結びつけ、次にどの相手へ何を提案するかを考える。開発と発信、取引の進展を行き来する支援へとつながりました。
生まれた変化
技術を活かす道が、取引と発信の行動へ。
自社が持つ強みと、顧客へ届けたい価値が整理され、受託生産に加えて自社商品と協業を育てる方向が明確になりました。企業は開発と情報発信を進め、新たな取引や協業商品の販売につなげました。
支援で作った言葉と方向性を、経営者が自分の事業のなかで実行する。技術を守る想いが、用途を広げ、顧客に近づく具体的な行動へ変わっていった取り組みです。
支援で大切にしたこと
持っている技術を、相手にとっての価値へ。
石井が担ったのは、経営者の経験と構想を、買い手や協業相手に伝わる形へ整理する役割です。企業の技術を一緒に見つめ直し、誰に届けるか、どう説明するか、どこから接点をつくるかを具体化しました。
企業自身が開発し、発信し、取引を育てていく。その歩みに合わせて問いと支援のテーマを変え、隠れていた資産を次の事業の可能性へつなぐことを大切にしました。
石井規雄の考え方とプロフィール石井規雄が担当した支援事例を、企業のプライバシーに配慮して紹介しています。
石井規雄への初回相談
自社の技術を、新しい顧客へ届けたい方へ。
受託先への依存を見直したい、技術の使い道を広げたい、自社の価値を伝えたい。いま持っている強みから、石井規雄と一緒に考えませんか。
事業の見直しと販路を相談する初回相談は無料です。お問い合わせには通常2営業日以内にご返信します。
